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苫小牧がロシア定期コンテナ航路寄港地に―22日に入港2013年04月16日

海運大手の商船三井(東京)とロシアの船会社フェスコは15日までに、共同運航している定期コンテナ航路の寄港地に、苫小牧港を加えることを決めた。ロシアからの定期コンテナ船が入港するのは1995年(平成7年)以来18年ぶり。再開第一船の入港は22日の予定。岩倉博文市長は15日、記者会見を行い「今年は開港50周年。タイムリーな喜ばしいニュース」と歓迎した。同港に就航する国際コンテナは8航路となる。
同航路は、ロシアのボストチヌイを出港した後、ウラジオストクに帰港、日本国内は苫小牧、横浜、名古屋、神戸、門司、富山に立ち寄り2週間かけてボストチヌイに戻る。輸送日数はボスト発苫小牧着が3〜5日、苫小牧発ボスト着は8〜10日を予定している。

ロシアから苫小牧へは木材やパルプ、アルミ合金などの鋼材、冷凍食品、苫小牧からは中古車や中古の自動車部品を運ぶ予定。現在は釜山(韓国)を経由するため別のコンテナ船に積み替えて輸送しており、定期船の入港で苫小牧からロシアへの輸送は3〜8日短縮される。国際航路は北米、韓国、中国など8航路週7便。

岩倉市長は「航路の開設は最も重要なことであり、常に地元エージェントと情報交換を行いながらトータルで取り組んでいる。苫小牧港の北海道における重要性が今後ますます高まるものと期待している」と述べた。

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